森

アレン&ジェーン

1.まずは、ご自身の紹介をどうぞ。名前・性別・年齢・国籍・容姿・職業などなんでも。

カイ「カイ・グラント。僕をどう見たって女には見えないだろう。年齢は三十代――」
サラ「四捨五入したら40歳でしたよね?」
カイ「38歳。まだ四十前だよ。黒髪、同じ色の目。身長は160cm――」
サラ「え?」
カイ「こう見えてもぎりぎりあるんだよ。サラがヒールのある靴あるから僕が余計に小さく見えてんだよ。特徴はどう見たって20歳くらいにしか見えない童顔。職業は軍人、これでいいか!」
サラ「私はサラ・ワイテット、女、23歳。髪は黒、瞳も黒、身長160センチ、体型普通。目だった身体的特徴なし。職業は軍人です」

3.今現在、お二人がいる状況を教えてください。

カイ「状況? このところは二人でいることはほとんどない。顔を合わせることも少ないな」
サラ「私はローラさんや多くの魔女さんと行動をともにしてます。カイがどこで何をしてるのかは知りません」
カイ「世界にはだんだん木々が増えてきてる。僕はミランダとか魔女狩りをしていた連中を追求してるから忙しい」
サラ「そんなことされてるんですか」
カイ「というか、そのうち僕も糾弾されて豚箱行きになるだろうけど……じーさんの力か今のところはまだ健在」

2.その人の紹介もどうぞ。
4.その人との関係は?
5.お互いのことをどう呼び合っていますか?

カイ「サラ――サラ・ワイテット。部下」
サラ「それだけですか?」
カイ「それだけって……子分というか、娘と言うか……ま、そんな感じだな」
サラ「大尉……だったのですが、どうやら降格していらっしゃるようで――なんてお呼びすればいいのか」
カイ「普段、呼び捨てにしているくせに」
サラ「今、私は他の任務についているので、カイとは元上司と元部下ですね。それと、私の書類上の保護者です」

6.その人はどんな性格ですか?

カイ「勝気と言うか、まじめというか、純粋と言うか。もうちょっと肩の力を抜けば楽しく生きられるのになぁとは思う」
サラ「不真面目すぎるんです。自由気ままという言葉が洋服来て歩いてるような感じです」

7.その人は仲間の中ではどのような位置付けだと思いますか?

カイ「仲間って……軍内部で、と言うことならば、僕のような変わり者の部下として健気にも一生懸命働いてる、自愛溢れる奇特で優秀な人間って評価らしい。って、僕の評価が悪過ぎないか?」
サラ「正当に評価されていると思いますよ。カイは軍内部でも相当扱いづらく思われてますね。ご祖父が伝説のロバート大佐ですし、親族方々が軍上部に多くいらっしゃいますし。地位はあるけれど、周囲に信用はされていないと言いますか。功績なども多いのに、ほとんど個人の活躍だという話ですので、軍人としては落第です。協調性がなさ過ぎますね」
カイ「個人的意見は言わなくてもいいだろ」

8.では、その人は物語の中ではどのような位置付けだと思いますか?

カイ「主人公その1」
サラ「重要人物その1でしょう」

9.その人と出会った経緯を教えてください。その時の感想も。

カイ「最悪だな。あまり思い出したくない過去だから口にしたくない。初めて会ったときのサラは冷めた、子供らしくない子だったよ。でも、あの環境でよくひねくれなかったもんだよな。そう考えると変なヤツだよな」
サラ「姉の帰りを待っていたら家の前を通りかかった見慣れない旅の人」

10.出会った時と比べると、関係性は変わりましたか?

カイ「あの頃が大人び過ぎていたからな。気持ち悪いくらい相手の心配するわ、自分に子供の自覚がまるで無いわする変な子供だった。飯というか菓子一つ買ってやっても、ものすごく感謝してきてたからな。保護してすぐは。今は俺の財布で勝手に飯食ってるし、適当に仕事もこなしてる。慣れたってことか?」
サラ「あの頃は距離のとり方がわからなかったからです。出会った頃は知らない同士で、その後保護者から上司となりました」

11.二人で共有した出来事の中で、一番印象深い事は?

カイ「一番最初のあの出来事だろうな。共有した出来事としては。個人的に印象深い出来事はいくつかあるが……多分わかってないだろうな。本人に魔女だって自覚なかったわけだし」
サラ「私は立ち並んだ磔ですね」
カイ「あれも壮絶だったな」

12.その人の声や話し方はどんな感じですか?

カイ「キビキビしてる。まさに軍人。軍人の鑑ってやつか。声も鋭くて、はっきりしてる」
サラ「面白がっているような、少々人を小ばかにしたような話し方をされます。そういう話し方をされる方だとわかってますが、イラっとします」

13.その人の笑い方や笑いのツボはどんな感じですか?

カイ「笑うときは天真爛漫に笑う。にっこりってのが多いな。普通に歳相応な微笑みってやつで。おいしいものを前にしたときとか、きれいな花が咲いてたときとか、普通にニコニコしてる」
サラ「そうですか? 表情がかたいとよく言われるのですが」
カイ「笑いのツボ……そんなものあるのか? 仕事中は無駄口言わないし、笑わないからなぁ。嫌味ならば山ほど聞くけど」
サラ「ニヤニヤされてることが多いので、笑いのツボなんてものがあるのかどうかもわかりません」

14.その人と一日でどのくらい言葉を交わしますか? 他と比べて多い方ですか?

カイ「他と比べられない。部下ってことで二人で行動すること多かったし。サラ以外、誰とも会わない日もあったからな」
サラ「そうですよね。他、というのが無いんですよね。任務に入り、任務地が山の中とか、誰もいない辺鄙な場所だと、数日間二人だけということもありましたし」
カイ「最近はしゃべってないよな」
サラ「そうですね。私は最近、博士やローラさんとよく話しますが、カイと会う機会がないので」

15.その人との定番のやり取りがあれば、どうぞ。

カイ「定番? なんだろうな。こっちが積極的に話し掛けないと、サラから話し掛けてくることはまず無いしな」
サラ「えぇ。無駄口ばかりですので、適当にあしらっています」

16.その人を何かに例えるなら、どんなもの?
17.自分がその人に例えられるならば、どんなものになりそう?

カイ「警察犬。命令には実直に。そして、無闇やたら人には懐かないんだよ」
サラ「褒められているのか、馬鹿にされているのか」
カイ「褒めてんだよ。で、僕は何? 酷い動物に例えられそうだね。日ごろの行いを考えると」
サラ「そうですね……猫でしょうか。懐いていそうで懐いていない感じですね。あと、ふらりといなくなるところが」
カイ「犬と猫って相性悪いよね」

18.あなたが知っている、その人の好きなもの・人は?

カイ「好きなものはスパゲティー。はまってるとも言うが、よく食べてる」
サラ「最近は魚ですよね。年齢的に、肉より魚なんでしょうけれど」
カイ「僕に対してはちょっとトゲがあるよね。うちのじーさんとか、カレン婆さんとか、保護してすぐ、やたらサラを可愛がってた人には懐いてるよな」
サラ「私にとっては身内ですから」

19.あなたが知っている、その人の苦手なもの・人は?

カイ「苦手は姉さんだろうな。あと僕か。たまに嫌な顔して睨んでくるし」
サラ「多すぎて一言では言えません。親族の方はほぼすべて苦手の様子ですし、ジェーン博士も苦手な方のようです。占いなどもお嫌いなようですし……」
カイ「育ってきた環境だろうけれど、ちょっとでも拒絶されると落ち込んでるが、顔には出さないんだよな」
サラ「そうですか?」

20.あなただけが知っているその人のヒミツは?

カイ「言うとあとで財布の中身に羽が生えそうだから言わない。サラの酒量、尋常じゃないんだよ」
サラ「飄々とされてますが、結構いろんなことを気にされてますね。私のこともですけれど、親族や友人方々、皆さんのことすべてに気を配られてます。見た目というか、周囲の皆さんが思われている人物像と違って、かなり感情的ですし、計算高く生きていくのが苦手のようです」
カイ「それはヒミツか? お前の客観じゃないのか?」
サラ「間違いないと思いますけど?」

21.その人だけが知っているあなたのヒミツは?

カイ「無いだろうな。僕は完璧な秘密主義だし」
サラ「無いでしょうね。私は秘密にすることなど無いので」

22.その人に言われた・されたことで、一番嬉しかったことは?

カイ「うーん……とりあえずは魔女の開放か。それ以上のことは特にないなぁ。子供時代はじーさんに預けっぱなしだったし、そのあとは学園入学、卒業してすぐに軍人になり、しばらくして僕の部下になってるしな。プライベートで係わり合いになったことってあまりないからなぁ」
サラ「一番、となると答えられません」

23.その人に言われたことで、自分は勘違いされているなあ、と感じた言葉は?

カイ「「良い人」って言われた時に即座に否定したことはあるな。それ以来、僕に対して感謝の言葉を告げることは無くなったけど」
サラ「「優秀だね」って言葉です。よく言われてますが、私は学園在学中にカイの記録を塗り替えること、できませんでした」

24.その人が誕生日だ!! さて、何をあげますか?

カイ「何も。昼飯くらいおごってやっても良さそうだが、あの胃袋の前じゃ奢るとか安易には口にできないんだよ」
サラ「あげません。誕生日知らないので」

25.自分が誕生日だ!! その人からもらいたい物はありますか?

カイ「特には無いな」
サラ「高いお酒を――」

26.ぶっちゃけその人のこと、好きでしょ。

カイ「家族の一人って認識」
サラ「……まぁ。家族的な感じで。それなりに……」

27.ああ、そうなんですか。では、その人が仲間で良かったなあ、と思う瞬間は?

カイ「優秀な部下だからね、良かったって思う瞬間は多いよ。それと同じくらい優秀すぎて困ることもあるんだが」
サラ「本当に困ったときには手を差し伸べてくれることです。厳しいことを言われることが多いのも事実ですが、決して不可能なことは言われません」

28.では、コイツ仲間からはずしてやろうか、と思った瞬間はありますか?

カイ「財布の中身に羽が生えた時だな。まずは」
サラ「あまりにジョークが寒い時ですね。無責任に垂れ流されてる言葉には時々殺意を覚えます」

29.実際、その人と離れたことはありますか? その時、どう思いました?(無いなら、ご想像で)

カイ「自分は何をやっているんだろうと絶望した。どんなことも自分の手で何とかできると思っていたのに、思い上がりでしかなく、結局、サラを深く傷つける形でとことん利用するしかなかったわけで。その上、僕は結果をただ信じて待つしかなかったわけだから……」
サラ「何と言うか……心細かった、ですかね。私はカイの下で働いてるのが良いのだと感じました。今は一緒に働いているわけではないですが」

30.二人きりで余暇を過ごすなら、どんなことをしそうですか?

カイ「余暇を二人きりで? 無駄に食費に金がかかりそうなので、そんなことにならないよう僕は逃げる。だめならじーさんとこだ。あそこなら自分の懐痛まないし。でも、競馬とかできないよな、サラがいると」
サラ「余暇自体があまりないですし、プライベートまで一緒にいたいと思いません」

31.二人で強敵(魔物・組織問わず)を相手にするなら、どんな戦いになりそうですか?

カイ「僕は後方から応援。サラは前線で奮闘。これが一番良い形だよ、なんたって彼女強いし」
サラ「カイが作戦を立て、私が動く。一番効率的です」

32.本人は気付いてないけれど、あなたが密かに気付いているその人の癖は?

カイ「癖、というか天然なんだよ。何であの生い立ちでこれほど純粋・世間知らずなお嬢さんに育ったんだと僕は不思議に思うね。ま、じーさん達の力だろうけれど」
サラ「ふいに寂しそうな顔とか、申し訳なさそうな顔をすることですね」
カイ「そんな顔、してる?」
サラ「時々」

33.その人と自分が似ているな、と思うところは?

カイ「単純に言うと黒髪・黒い瞳か。他に似たところはないだろう」
サラ「ありません」

34.では、その人のここが心底理解できない、と思うところは?

カイ「全部。不思議でならないことのほうが多い。とにかく人間離れしてるよ、サラは。同じ人間とは思えないくらい文武共に優秀だし。よく気が尽くし。あと、胃袋はブラックホールにつながってるとしか思えない」
サラ「ありすぎて言葉にできません」

35.その人の子ども時代は、どんなだったでしょう?

カイ「冷めた子。子供らしくない大人びた子。生い立ち的にどうしようもないんだろうが、子供らしくできないのかと悲しくなったよ」
サラ「……そういえば、聞いたことがありません。ご両親にお会いしたこともありませんし、博士もご存知ないようです」
カイ「ずいぶん昔の話なので、どうでもいいと思うけれど」
サラ「そうですね」

36.その人の結婚相手・結婚生活はどんな様子でしょう?

カイ「サラはまだ結婚してないが……想像つかないな。あの胃を満足させられる給料を稼ぐ男なんて相当条件良い相手しかないしなぁ。果たしてサラは結婚できるのか?」
サラ「想像つきません。結婚相手はそうとう寛大な心の女性でなければ対応できないでしょう。仕事が仕事なので、結婚生活というよりも、生活自体が成り立たないと思います。一緒に暮らしたりもできないでしょうし」

37.その人の老後はどんな様子でしょう?

カイ「老後は……どんなだろうなぁ。もう少し食べなくなっててくれれば助かるが」
サラ「ロバートおじいちゃんのように長生きはできないでしょうね。偏食傾向ありますし」

38.その人の手料理を食べたことはありますか?(無いなら、ご想像で)

カイ「かなり美味しいよ。ただ、はまってる料理以外、作らないところが難点だけれど」
サラ「魚の丸焼きとか、料理といえない野趣溢れるものは食したことがあります」

39.その人の歌を聞いたことはありますか?(無いなら、ご想像で)

カイ「歌と言うか、呪文の詠唱だな。澄んでいて、良く響く良い声だよ」
サラ「歌を聴いたことはありませんが、母親に似ず音痴だとカレンお婆ちゃんが嘆いていたのを聞いた覚えが……カイのお母さんは歌の上手い方だったんですね」

40.その人の寝言をたまたま聞いちゃった!! どんな事を喋ってた?

カイ「スパゲティーとか酒の名前とか言って笑ってるのを見たことあるな。あれは怖かった。ニヤニヤしながら、呪文のように延々名前を呟いてんだから」
サラ「そんなことしてませんよ」
カイ「寝ぼけてた時のそりゃ記憶なんてないだろうさ」
サラ「カイが寝ぼけたところを見たことがありません。果たして、夢を見るのでしょうか」
カイ「人を人間じゃないみたいに」

41.その人に着せてみたい服はありますか?

カイ「そういえば、軍服以外見た事無いな。私服もってるのか?」
サラ「有りますけど、着る機会がないので」
カイ「軍服のイメージしかないな」
サラ「私も同じく。ただ、きちんと軍服を着ていただきたいです」

42.その人にどうしてもやめてほしい事はありますか?

カイ「胃をもう少し小さく……無理だろうけど」
サラ「えぇ、ムリです。現実的なことをおっしゃってください。カイは賭け事ですね。才能が無さ過ぎます。お金の無駄遣いです」
カイ「趣味なんだからいいだろ」

43.これだったら絶対相手に勝てる、と思うものを1つどうぞ。

カイ「策略」
サラ「賭け事。お酒。食事量。……3つもあります」

44.その人とあなたの体が入れ替わっちゃった!! その時あなたは、何をする?
45.では、その時その人はあなたの体で何をしてそう?

カイ「魔法を使いまくるな。あれ、疲れるって話だけど一度やってみたいんだよ。サラは勝手に俺のツケとか支払ってそうだな。督促来ても半分無視してるようなよく行く店の。あとは、勝手に食事してるか、高い酒を購入してるか。どちらにしろそんな事態になれば財布が軽くなってそうだ」
サラ「それと、賭け事に関するデータなどを削除します」
カイ「酷い」
サラ「私の体と入れ替わったらお酒を呑まれるのかと思っていました。以前、「酔う」という肉体的状態が理解できないと羨ましげに言われたことありますし」
カイ「そうだったかな」

46.これから、どんな関係になればいいな、と思いますか?

カイ「別に何も望まない。サラはある意味英雄だし、こちらは犯罪者みたいなもんだしな」
サラ「このままでいいですけれど」

47.では、その人にメッセージをどうぞ。
48.あら、その人から返事が返ってきましたよ。内容は……。

カイ「言うとしたら、自由に生きろってとこだな」
サラ「努力してます」
カイ「努力でどうにかなるもんじゃないんだけれど。そこがサラらしいんだろうな。僕には?」
サラ「何も言うことありません」
カイ「そうだろうな」

49.作者さんに何でも一言どうぞ。

カイ「書き直せ」
サラ「設定を作りこまれて、きちんと資料を当たって書かれたほうが良いかと思います」

50.それでは、最後に読者さんに何でも一言どうぞ。

カイ「特に無い」
サラ「何言ってるんですか! 読んでいただいてありがとうございます」

質問は隣のあの人について50の質問隣のあの人について50の質問」からお借りしました。

2009/02/10更新

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